手相で幸せ探し

居心地の良い立場は?

言うまでもないことですが、人にはそれぞれ“性格”があります。
穏やかで優しく、自分の気持ちよりも
相手の気持ちを優先させて物事を決めるタイプの人もいれば、
血気盛んで勢いがあり、人をどんどん引っ張っていくタイプの人もいるでしょう。

 

その性格に応じて、周りの人がその人に対して求めるものも違ってきます。
例えば、ひかえめでおとなしい人に対してリーダー役を求めることはあまりないでしょう。
それは、どちらが「良い」とか「悪い」とかいう問題ではありません。
その人にとって「居心地が良い立場」と「窮屈な立場」があり、
周りもそれを察してその人に合った役割を期待している…
と言ったほうが分かりやすいのではないでしょうか。

 

実は、この「居心地の良い役割」は、手相を見るとよく分かります。
リーダーに向いている人の手相と、
そうでない人の手相にはそれぞれ分かりやすい特徴があるのです。
(会社の人事に手相を利用すれば、組織編成の際に大いに役立つと思うのですが!)

リーダーに向くタイプとは

図のように知能線の起点が生命線から離れているタイプの人は、
怖いもの知らずの自信家。
大胆不敵で積極的、行動的なタイプです。
典型的なリーダータイプの手相と言って良いでしょう。
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このような手相の持ち主は、アイデアの発想も豊かですし、
思い切りの良さと行動力を生かして
企画をどんどん実行するバイタリティーを持っています。

 

会社の中ではリーダーとして組織を引っ張っていく力を備えていますし、
独立して経営者として会社を切り盛りしていく素質も十分です。

 

特に、知能線が直線で短い場合は、実業家として成功すること間違いナシです。
自分のヒラメキのままに、どんどん行動して会社を大きくしていくでしょう。

 

ただし、生命線と知能線が5mm以上離れている場合は注意が必要。
リーダーシップは十分なのですが、
計画性と持続性に欠けるところがあるので事業に失敗する可能性も出てきます。

リーダーに向かないタイプ

図のAのように、知能線が生命線の下のほうから出発する手相の持ち主は、
引っ込み思案の人見知り。神経質で臆病なところがあります。
そのため、学校でも会社でも、一番手になるのは苦手!
リーダーは向いていないタイプです。
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また、Bのように長い知能線の持ち主もリーダーには不向き。
じっくりと時間をかけて考えて、自分が納得してからようやく動き出す…
というタイプで、石橋を叩いても渡らないくらい用心深いのが特徴です。

 

さらに、Cのように知能線が月丘に向かってカーブしているタイプも
リーダーには不向き。
なぜなら、理想家で実行が伴わないタイプが多いからです。
リーダーたるもの、常に現実を向き合う強さと
冷静さを持っていなければなりません。
想像力豊かなロマンチストは、芸術家としての適性は抜群であっても、
実業家(リーダー)としては失格です。

 

歴史上の人物を見ても、政治のほうはさっぱりセンスに恵まれていなかったものの、
芸術的な才能に秀でていたために独自の文化を作り上げたという人が
数多く存在しています。

 

例えば、かの有名な銀閣寺を建てた足利義政は、
将軍としてはイマイチな人物でしたが趣味のセンスは超一流だったのだとか。
東山文化の代表的人物として名を馳せています。

 

…ただ、跡継ぎ問題などをうまく制する力量すらなかったために
応仁の乱を引き起こし、歴史上に汚点を残したという点では
非常に残念な人物ですね。