手相で幸せ探し

親から子へと引き継がれるもの

私たちの命は、父親と母親が出会って初めてこの世に生み出されるものです。
どんなにダメな親でも、
その親がいなければ人は生を受けられないのです。

 

そしてまた、私たちは、
様々なものを親から受け受け継いで生まれてきます。
顔、体型、体質、考え方、性格…
必ずしも遺伝子だけで説明がつく特徴ばかりではありませんが、
後天的に現れる性質も含めて人は親に似ます。

 

まあ、一緒に暮らしていれば、食べる物もだいたい同じでしょうし、
生活パターンだって似てきます。
何年も一緒に生活していれば、
色んな部分が似てくるのは不思議なことではありませんよね。
夫婦だってそうなんですから(笑)

 

手相もまた、遺伝することが知られています。
手相は、大脳の発達と密接にリンクしているものですから、
遺伝するといってもそれほど不思議ではないですよね。

 

バイタリティーを表す「生命線」、
感情や愛情の持ち方を表す「感情線」、
思考や行動のパターンを表す「頭脳線」。
生まれた時から手の平に刻まれているこれらの線は、
両親からそれぞれ遺伝する線です。

 

生まれた時から左右の手相がかなり違っている人は、
両親のいろんな部分をミックスした多彩な性格の持ち主。
器用な反面、
色々な面で中途半端になってしまうケースも少なくないようです。

ファミリーリングとは?

体質が親から遺伝するのと同じように、手相も遺伝します。
そして、かつては、
善くも悪くも親と似たような人生を送るケースが多かったようです。
例えば、お母さんに似た人をお嫁さんにもらったり…ね(笑)。

 

ただ、近年は価値観も多様化していますし、
私たちを取り巻く社会的な環境も激変しています。
昔に比べれば、海外で生活することの敷居もずいぶんと低くなりました。
ですから、体質や性格が遺伝しているからといって
必ずしも親と同じような生きざまを辿るとは言えないのが実情です。

 

ただ、愛情だけは、時代に左右されることなく
親から子へと引き継がれるものです。
ところが、人生のある時期にさしかかると
「自分は本当に親に愛されて生まれてきたんだろうか」
「自分は親にちゃんと愛されていたんだろうか」
なんて心配になることがあります。

 

そんな時は、親指の付け根をご覧ください。
ちょうど親指を折る時の折れ目になっている線に、
まるで鎖のような形を相が出ていませんか?

 

これは、「ファミリー・リング」と呼ばれる手相。
「しっかり愛情をもらいました」という親子の絆を表す手相なんです。

 

「遺伝」というと、
どうしても形質的なことだけに目を向けてしまいがちなものですが、
大切にすべきはもっと本質的な部分。
それを、手相が教えてくれているのです。

 

あなたが親からもらったもの、遺伝という形で引き継いだものは、
ちゃんとあなたの手の平にあります。

「マスカケ線は遺伝する」の真偽

世の中には、どん底から這い上がって莫大な財を築いたり、
逆に、
大成功した後の大失敗で、手に入れた物を全て失ってしまう人もいます。

 

そのような運勢をズバリと推測しているのが
「ますかけ線」と呼ばれる手相です。
これは、手の平の真ん中付近を、端から端までスパーンと貫いている線。
感情線と頭脳線が一緒になっている場合が多いようです。

 

「握ったものは離さない」という意味を持つ線で、
「商才がありお金には困らない人生を送れる」という暗示でもあるのだとか。
古くは、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康も
この「マスカケ線」を持っていたのだといいます。

 

確かに…、この面々が持っていたとなると
一気に信憑線が上がりますよね(笑)。

 

このますかけ線は、親から子へ遺伝するケースが多いことでも知られています。

手相は変化するもの

手相は、確かに子から親へと遺伝します。

 

しかし、手相がそっくりそのまま引き継がれるわけではありません。
生まれてきた瞬間には親と同じような手相をしていたとしても、
時間を経るごとい手相はどんどん変わっていくものです。

 

「カエルの子はカエル」「トンビが鷹を生んだ」
…人からどう言われるかは、あなた次第ということです。

 

手相の遺伝に関して最も分かりやすい例は、双子の手相でしょう。
生まれた時にはほぼ同じ手相をしていますが、
時間を重ねるにつれどんどん変化していきます。

 

ストレスを溜めやすくて体力が落ちている人は、
人差し指下の丘にハリがなくなったり、
生命線が薄くなったりするものです。
そのため、手相占いの起源は約3カ月〜6カ月と言われています。

 

苦労や悩みの時期に差しかかると、
手相も力強く濃くなっていく傾向があるそうですよ!
さっそく、自分の手相も見直してみてくださいね。