手相で幸せ探し

手相は統計学?

手相占いは、科学が発展するよりず〜っと前、
5000年も前から私たち人類の生活に根付いていた占いです。
時代を超えて、今なおその技術が語り継がれているというのは、
考えてみるとスゴイことですよね。
それだけ、手相占いが人々の心の拠り所になっているということの
動かぬ証拠ではないでしょうか。

 

かつてはごく一部の人のみが接することを許されていた手相占いですが、
今では、書店にも手相については数多くの書籍が並んでいますよね。
一つ一つの線の意味が詳細に解説されていますので、
素人さんでもその気になれば他人の手相を鑑定することができます。

 

…でも…手相占いって本当に当たるのでしょうか?

 

「当たるも八卦、当たらぬも八卦」とはよく言ったものですが、
手相にしろ星占いにしろ、相談者の側からすれば一番気になるのは
「当たるのかどうか」ということです。
むしろ、手相の歴史になんて興味はないわけです。

 

結論から言うと…
100%当たるとは言い切れません。

 

手相占いは、あくまでも統計的なもの。
手の平に刻まれたシワの形とその人の健康状態や生き様を、
気が遠くなるほどの長〜い年月をかけて
統計的に積み重ねてきたものが「手相学」。
ある意味では、一つの統計学なのです。

 

ですから、必ず当たるとは言いきれませんが、
これまで先人たちが積み重ねてきた膨大なサンプルデータに基づいた
非常に信頼性の高い占いであることは確かです。
当たり外れの大きい霊感占いよりは、当たる確率も高いのでは…
と、筆者は確信しています。

 

だからといって、霊感を使った占いを否定しているわけではありません!
どんな占いにも一長一短あるということです。
あしからず。。

手相占いはなぜ100%ではないのか?

手相占いは、「よく当たる」と言われてながらも、
100%当たるわけではありません。

 

…それって一体、なぜなんでしょうか?

 

そもそも、私たちの人生には、
約5割強ほどの割合で、生まれながらの先天的な要素が影響を与えます。
例えばそれは、生まれる家庭、性別、容姿、体質、性格、行動傾向、運…。
これは、本人の努力ではもうどうにもならない部分です。

 

これに加えて、
残りの4割ほどはその人が努力して作り上げる後天的な要素です。
これは、本人の行動一つでなんとかカバーできる部分ですよね。

 

これら2つの要素が面白いほど絶妙な具合に影響し合いながら、
人生は進んでいくわけです。

 

もし、先天的な体質や性格が人生の100%を決めているなら、
もしかしたら手相でその人のことを
100%言い当てることが可能かもしれません。
手相は、あなたの脳の使い方を表しているものですから。
「100%当たる」と言い切れるかもしれません。

 

しかし、人生はその人の運や努力で良くも悪くも変化していきます。
これが、「手相は100%当たる」と言い切れない一つの理由ではないでしょうか。

あなたは手相を信じますか?

手相は100%当たるわけではない。

 

…と言ってしまうと、
「なあ〜んだ。じゃあ、信じるのもバカみたいだ」
なんて思う方もいるかもしれません。

 

しかし、手相は、「当たるかどうか?」といった
単なる運だめしのようなものではないんです。
手相は大脳の発達と密接に関係があることから、
手相にはその人の頭の使い方(思考や行動の傾向)が現れているんです。

 

つまり、手相占いとは、
手相に現れた線や丘の形状からその人の思考・行動を読み取り、
それを踏まえて過去や未来のことを推理する…というものなんです。

 

もちろん、その人の思考や行動は時と共に変化していくでしょうし、
その人を取り巻く環境も変わっていくでしょう。
考え方や行動傾向だけでその人の人生の全てを推測できるものでもありません。
ですから、「当たるかもしれないし」「当たらないかもしれない」(笑)

 

手相を観てもらう時は、
その点をよく肝に銘じておいたほうが良いと思います。

 

手相は、あくまでも「未来の可能性である」
というスタンスでお付き合いするのが、
本当の手相の楽しみ方ではないかと筆者は思います。